正規表現による入力制限
概要
DBもしくは登録/更新フォームブロックのフィールド設定に正規表現を設定することで、より高度な入力制限を行うことができます。
正規表現の文字列にマッチするデータのみDBに登録でき、マッチしないデータを登録するとエラーとなります。
正規表現の設定ができるフィールドはテキストフィールド、テキストエリアフィールド、メールアドレスフィールドになります。
SPIRAL ver.2で使用できる正規表現は、Javaで使用している正規表現と同じものになります。
DBの正規表現設定
1.フィールド一覧
正規表現を設定したいフィールドをクリックします。
2.フィールド詳細画面
赤枠の箇所が正規表現の設定箇所になります。
3.正規表現入力
正規表現の設定例に沿って設定内容を入力します。
登録/更新フォームブロック(ビジュアル)の正規表現設定
1.ブロック一覧
正規表現を設定したいブロックをクリックします。
2.登録/更新フォームタブ
登録フォームタブもしくは更新フォームタブから、正規表現を設定したいフィールドをクリックします。
3.正規表現入力
右側にフィールド設定の項目が表示されるので、正規表現の入力欄に内容を入力します。
登録/更新フォームブロック(ソース)の正規表現設定
1.ブロック一覧
正規表現を設定したいブロックをクリックします。
2.登録/更新フォームタブ
登録フォームタブもしくは更新フォームタブから、「フィールド一覧」ボタンをクリックします。
3.フィールド一覧>正規表現入力
フィールド一覧から、正規表現を設定したいフィールドの識別名をクリックします。
右側にフィールド設定の項目が表示されるので、正規表現の入力欄に内容を入力します。
正規表現設定例
こちらをコピーしてお使いください。
英数記号のみ
^[\x20-\x7F]*$
- 半角英数と記号以外の入力はエラーになります。
数字のみ
^\d*$
- 半角数字以外の入力はエラーになります。
アルファベットのみ
^[a-zA-Z]*$
- 半角アルファベット以外はエラーになります。
ひらがなのみ
^[ぁ-ん]*$
- ひらがな以外はエラーになります。
カタカナのみ
^[ァ-ヴ]*$
- 全角カタカナ以外はエラーになります。
改行を含む文字列
.*\n.*
- 文字列内に改行がないとエラーになります。
ハイフン区切りの数字(3桁-4桁)
^\d{3}-\d{4}$
- xxx-xxxx以外のフォーマットの場合はエラーになります。(例:123-4567)
「hoge_」という文字列に続く5桁の数字
^hoge_\d{5}$
- hoge_xxxxx以外のフォーマットの場合はエラーになります。(例:hoge_12345)
日本語(漢字、ひらがな、全角カタカナ)と伸ばし棒のみ
^[ぁ-んァ-ヶー\u3005-\u3006\u30e0-\u9fcf]*$
もしくは
^[ー\u30a0-\u30ff\u3040-\u309f\u3005-\u3006\u30e0-\u9fcf]*$
- 漢字、ひらがな、全角カタカナと伸ばし棒(ー)以外はエラーになります。
半角英数字、半角ハイフン、半角スペース、全角スペース、改行のみ
^[0-9a-zA-Z- \n]*$
- 半角英数字、半角ハイフン、半角スペース、全角スペース、改行以外はエラーになります
正規表現設定時のフォームの挙動
DBにだけ設定した場合
DBの正規表現の内容と一致しなければ、フォームの入力ステップ上で入力エラーになります。
※正規表現を設定したDBに紐づく全てのフォームにて、設定したフィールドの正規表現が適用されます。
フォームにだけ設定した場合
フォームの正規表現の内容と一致しなければ、フォームの入力ステップ上で入力エラーになります。
※正規表現を設定したフォームでのみ、設定したフィールドの正規表現が適用されます。
DBとフォームに異なる正規表現を設定した場合
フォームの正規表現の内容と一致していても、DBの正規表現の内容と一致しなければ、フォームの入力ステップ上で入力エラーになります。