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【アップデート情報】ver.2.31(2024年5月22日実施)

2024年05月09日

2024年5月22日実施のver.2.31アップデートに関する主な内容は以下になります。

機能追加・改善

【アプリ】

ファイル型フィールドの一括ダウンロード対応
ファイル型フィールドにおいて、これまではファイル型フィールドに登録されたファイルに対して一括ダウンロードすることができませんでしたが、
SPIRAL ver.2の操作画面のアプリ利用画面限定で、レコードに紐づくファイル型フィールドに登録された複数のファイルデータをzipファイル形式でまとめて一括ダウンロードすることができるようになります。
ファイル一括ダウンロードを実現するために、ファイル一括出力を依頼し、非同期処理で複数のファイルデータを含めたzipファイルを生成します。
※同一アカウント内で生成できるファイルダウンロード容量は3GiBまでです。
※1アカウントあたりの同時ファイル一括出力依頼は、1リクエストまでです。
※ファイル一括出力依頼および一括ダウンロード処理は、アカウント管理機能のレコード操作履歴に操作ログが書き込まれます。

詳細はファイル一括ダウンロードをご参照ください。

【サイト】

レコードリストブロック拡張(レコード表示形式にカード形式の追加)
レコードリストブロックのビジュアル設定において、従来は表形式でデータを表示する「テーブル」形式のみ提供していましたが、
今後は、データをカード形式で表示する「カードリスト」を追加し、レコードリストのビジュアル設定作成時にレコードの表示形式を選択できるようになります。
また、カードリスト追加に伴い、ビジュアル設定のスタイル設定にカードリストのスタイル設定対応を追加しています。

詳細はレコードリストブロックのビジュアル設定をご参照ください。

 

レコードアイテムブロック拡張(ビジュアル設定のスタイルにカスタマイズを追加)
レコードアイテムブロックのビジュアル設定のスタイルにおいて、従来ではCSSを触ることなくブロックの見た目を変更できる「シンプル」設定のみ提供しておりましたが、より多くのスタイル要素を細かく指定できる「カスタマイズ」設定を追加します。

詳細はレコードアイテムブロックのビジュアル設定をご参照ください。

 

レコード検索ブロック拡張(ビジュアル設定を追加)
レコード検索ブロックの設定方法にビジュアル設定を追加します。
これにより、HTML編集することなくコンテンツ作成や編集が可能となり、レコードリストブロック、レコードアイテムブロックのビジュアル設定と組み合わせることで、マウス操作で簡易的なセミナー申込受付アプリなどが作成しやすくなります。

詳細はレコード検索ブロックのビジュアル設定をご参照ください。

 

フォームブロック拡張(ソース設定の各フィールドのプレースホルダー対応)
登録、更新、ログイン、パスワード再登録、レコード照合フォームブロックのソース設定において、従来は各フィールドのプレースホルダーを設定する場合は、HTMLソース上に直接、placeholder属性の記述が必要でしたが、今後は、各フィールドの個別設定、もしくは、共通設定からHTML編集することなく設定できるようになります。
※2.30以前にユーザが設定したHTMLのplaceholder属性ついては、引き続き機能しますが、2.31リリース後に作成したフォームのソースに、通常のplaceholder属性を追加しても機能しないため、2.30以前に設定されたソース設定のフォームブロックでplaceholder属性を使用する場合、2.31以降に変更された各フィールドのデフォルトソース内に含まれるプレースホルダーの変数フォーマットに修正する必要があります。

詳細はフォームブロックのソース設定において、プレースホルダー(placeholder)の設定方法を知りたい2024年5月21日までに作成したフォームブロック(ソース設定)のフィールドにプレースホルダーを設定する際の注意点 をご参照ください。

仕様変更

【サイト】

登録、更新、ログイン、パスワード再登録、レコード照合フォームブロックのデフォルトソースフォーマット変更(ソース設定の各フィールドのプレースホルダー対応)
登録、更新、ログイン、パスワード再登録、レコード照合フォームブロックのソース設定において、従来は各フィールドのプレースホルダーを設定する場合は、HTMLのplaceholder属性を記述する必要がありましたが、今後は、各フィールドの個別設定、もしくは、共通設定からプレースホルダーを指定できるように機能拡張するために、フィールドのデフォルトソースフォーマットにプレースホルダーの変数を追加したソースフォーマットの仕様に変更いたします。

デフォルトソース変更差分詳細

【HTMLのplaceholder属性】

<input type="text" placeholder="スパイラル 太郎"> 

【プレースホルダーの変数】

<input type="text" th:placeholder="${fields['f0X'].placeholder}">

以下、登録フォームブロックのテキストフィールド、メールアドレスフィールド、テキストエリアフィールドの例です。

※各フィールドタイプの前後のdivタグなど、一部ソースは省略して記載しています。

※f0Xの箇所は適宜変更してください。

テキストフィールド

【変更前】

<input type="text" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" placeholder="スパイラル 太郎" th:value="${inputs['f0X']}" th:if="${fields['f0X'].control == 'text'}"> 

【変更後】

<input type="text" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" th:placeholder="${fields['f0X'].placeholder}" th:value="${inputs['f0X']}" th:if="${fields['f0X'].control == 'text'}">

メールアドレスフィールド
【修正前】

<div class="sp-form-data">
 <input type="email" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" placeholder="spiral@example.com" th:value="${inputs['f0X']}"> 
 <div th:if="${fields['f0X'].collation}">
  <input type="email" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X:reenter'].name}" placeholder="spiral@example.com" th:value="${inputs['f0X:reenter']}">
 </div> 
</div> 

【修正後】

 <div class="sp-form-data">
<input type="email" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" th:placeholder="${fields['f0X'].placeholder}" th:value="${inputs['f0X']}"> 
<div th:if="${fields['f0X'].collation}">
<span class="sp-form-email-reenter" th:text="${fields['f0X'].reenterLabel}">Re-enter to confirm</span>
<input type="email" class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X:reenter'].name}" th:placeholder="${fields['f0X'].placeholder}" th:value="${inputs['f0X:reenter']}">
</div> 

テキストエリアフィールド
【修正前】

<textarea class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" placeholder="お問い合わせ内容を入力してください。" th:text="${inputs['f0X']}"></textarea>

【修正後】

<textarea class="sp-form-control" th:name="${fields['f0X'].name}" th:placeholder="${fields['f0X'].placeholder}" th:text="${inputs['f0X']}"></textarea>

 

レコードリストブロックにおけるリスト要素の参照先フィールドのヘッダソートに関する仕様変更
レコードリストブロックのソース設定において、リスト要素のフィールド選択にて参照フィールドの参照先DBに含まれるフィールドをヘッダソートありで指定して設定してもソートが機能しない不具合を修正するため、参照先DBに含まれるフィールドのヘッダソートの設定を選択できないように仕様を変更いたします。
※2.30以前でヘッダソートありで指定しているソースフォーマットを利用している場合は、2.31以降に生成されるデフォルトソースに変更いただくことで当該不具合は解消されます。

デフォルトソース変更差分詳細

※f0X、0Xの箇所は適宜変更してください。

【変更前】

<th scope="col">
<a th:class="${pagination.isSorted('f0X.0X')} ? |sp-${pagination.getSortDirection('f0X.0X')}-sorted|" th:href="${pagination.getLinkWithSort('f0X.0X')}">
<span th:text="${fields['f0X.0X'].label}">Label</span>
<span class="sp-sorting-desc"><i class="fa fa-angle-down"></i></span>
<span class="sp-sorting-asc"><i class="fa fa-angle-up"></i></span>
</a>
</th>

【変更後】

<th scope="col">
 <span th:text="${fields['f0X.0X'].label}">Label</span>
</th>

 

リリース時の認証エリアのセッション破棄対応
セキュリティ強化のため、本番環境と異なる認証エリアのパスワードフィールド変更やセッション有効期限の変更を行い、本番環境へ認証エリアをリリースした場合、セッションを破棄するよう仕様を変更いたします。

 

認証エリアのCookie対応
セキュリティ強化のため、認証エリアにログインする際、認証エリアごとにCookieを発行し、ログアウト時には対象の認証エリアに紐づくCookieを削除する仕様に変更いたします。

【メール】

差出人メールアドレスの警告アイコンの条件変更

DKIM第三者署名状態に加え、DMARCがpassしない状態の差出人ドメインが差出人メールアドレスとして指定されている場合においても、設定画面に警告アイコン(黄色い三角マーク)を表示します。(2024/06/07追記)

 

設定保存時のモーダル内の文言変更
DMARCがpassしない状態の差出人ドメインを指定して設定を保存する場合、passする場合と比較して配信速度が低下する旨を注意モーダルに記載します。(2024/06/07追記)

【アカウント管理】

差出人ドメインに注意文言変更
メール差出人ドメイン機能において、DMARCがpassしない状態の差出人ドメインを設定している場合、passする場合と比較して配信速度が低下する旨を記載します。
詳細はメール差出人ドメインをご参照ください。(2024/06/07追記)

不具合修正

アプリ管理

アプリ利用画面のレコード追加モーダルにおいて、2フィールド間ユニーク制約を設定したフィールドに自動生成値を設定し、自動生成した値が2フィールド間ユニーク制約の値と重複したとしても、重複エラーのメッセージが表示されない不具合を修正いたします。

・スケジュールトリガにおいて、以下のすべての条件にあてはまる場合、スケジュールトリガが実行されない不具合を修正します。(2024/06/07追記)

 - 実行タイミングが毎月1日かつ実行日時をUTC時刻に変換した際、前月の日時へ跨ぐ場合

 - 実行タイミングの前月の末日が31日までない場合

 

メール配信

・メール配信において、配信設定の取得に失敗しメール配信が失敗する場合がある不具合を修正します。(2024/06/07追記)

 

サイト管理

・登録フォームブロック(ソース設定)のプレビューにおいて、Step1でエラーメッセージに重複不可を選択した場合、参照フィールドのエラーメッセージが表示されない不具合を修正いたします。
・フォームブロックのメールアクションにおいて、宛先に固定メールアドレスを指定した場合、返信先メールアドレスに参照先DBに含まれるメールアドレスフィールドが選択できる不具合を修正いたします。
・レコードリストブロックのビジュアル設定のリストパーツ設定において、以下の不具合を修正いたします。
 ・リンク設定を設定した後に別パーツをクリックするとリンク設定が解除されてしまう。
 ・カラムに設定しているシステムフィールドのラベルを変更した場合、参照先DBのシステムフィールドのラベルも変更されてしまう。

 

アカウント管理

・メール差出人ドメインの利用可否において、DKIM作成者署名を利用している場合、DMARC宣言されていない状態であっても「○利用可」になる不具合を修正いたします。(2024/06/07追記)

 

その他
・高度な条件抽出で演算子 INに対して NOT を指定した場合、条件が保存できない不具合を修正いたします。
・権限のないAPIエージェントまたはユーザのAPIキーを使用し、API ver.1.0にてレコード一括削除依頼のキャンセルをリクエストした場合、権限が無いことを表す403エラーが返らない不具合を修正いたします。