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【アップデート情報】ver.2.27(2023年10月31日実施)

2023年10月16日

2023年10月31日実施のver.2.27アップデートに関する主な内容は以下になります。

 

機能追加・改善

【アプリ】

アプリ管理のPHPモジュール対応
アプリ内で共通利用するPHPプログラムを1つの場所でまとめて管理できる機能を追加いたします。
これにより、PHPプログラムをライブラリとして参照できるようになり、プログラムの多重管理を抑制し、開発の生産性、保守性を高められるようになります。
詳細はアプリのPHPモジュールをご参照ください。

 

【サイト】

登録フォームブロック拡張(IPアドレス、ユーザエージェント情報の自動登録対応)
登録フォームブロックにおいて、フォーム登録者のIPアドレス/ユーザエージェントを自動で取得しDBに登録する機能を追加いたします。

取得した情報は有事の際のスムーズな調査などに活用が期待できます。

※別途、フォームを作成するDBにテキスト/テキストエリアフィールドを用意し、フォームの自動登録より値タイプ「引用(登録者情報)」で設定を行う必要があります。

詳細は自動登録をご参照ください。

 

更新フォームブロック拡張

 - 自動登録機能追加
更新フォームブロックにおいて、自動登録の値タイプ「固定値」「引用(認証レコード値)」を扱えるようになります。

これにより、プログラムやソース設定することなく、レコード更新時にあらかじめ指定した値や認証レコード値をDBへ自動更新できるようになります。

詳細は自動登録をご参照ください。


 - 参照フィールド対応
更新フォームブロックにおいて、データ連携を担う参照フィールドを扱えるようになります。

これにより、会員情報に紐づく参照先のお気に入り店舗情報の更新やセミナー申込情報に紐づく参照先のセミナーマスタ情報を更新フォームより更新できるようになります。

詳細はサイトの参照フィールドをご参照ください。

 

認証エリア拡張

 - クリックログインエラーページのカスタマイズ対応
メールからクリックログインURLで認証エリアにログインしようとした際、URLの有効期限が切れていた場合はサービス固定の403エラーページを表示していましたが、
今後は、認証エリア下の任意のカスタマイズしたページを表示することができるようになります。
カスタマイズページはユーザが自身でデザインや文言の編集が可能なため、サイトのデザインに統一感をもたせることができるようになります。
※ver.2.26以前に作成した認証エリアにおいては、サービス固定の403エラーページを表示します。
 任意のカスタマイズしたページを使用したい場合 、別途、クリックログインエラー時に表示するページを作成、指定する必要があります。

 

 -セッション有効期限切れにおけるログアウトリンククリック時のセッションエラーページ表示対応
認証エリアにおいて、従来はセッション有効期限が切れている状態でログアウトリンクをクリックした場合、
403エラーページが表示されていましたが、今後はセッションエラーページで指定したページが表示されるようになります。

 

【PHP】

PHP8.1の提供
新しく使用できるPHPのバージョンへ「8.1」を追加いたします。
旧バージョンと比較して使用できるPHPの関数が増えるため、アプリケーション構築の幅を広げることができます。
PHPバージョンはサイト/アプリ/PHPプログラムごとに設定ができます。
※サイト/アプリのPHPバージョンの「システムデフォルトを使用」を選択すると、
 サービスが提供する推奨PHPバージョンが変更された場合、追従して自動的に推奨バージョンに変更されます。
 2.27時点の推奨PHPバージョンはPHP8.1です。
※サイト内のページやアプリ内のPHP実行アクションのPHPバージョンに対して個別にバージョン指定できます。
 また、「サイトデフォルト/アプリデフォルトを使用」で選択すると、サイトやアプリに指定するPHPバージョンに追従して実行されます。
※サイトのページやアプリ内のPHP実行アクションで指定したPHPバージョンが終了した場合、自動的に最新の推奨バージョンに切り替えます。
 サイトやアプリで指定したPHPバージョンが終了した場合においても、自動的に最新の推奨バージョンに切り替えます。
※ver.2.26までに作成したアプリ/サイト/PHPプログラムのPHPバージョンは「7.4」が設定されています。
※PHP 7.4の提供終了は2030年4月を予定しております。

 

【API】

参照先レコード情報取得API追加
参照元DBの情報をリクエストした際、参照先DBの情報も同時に取得できるAPIを追加いたします。
従来のレコード取得APIでは参照関係にあるDBから双方の情報を取得する際、参照元DBのレコードを一度取得し、別のリクエストで参照先の情報をリクエストする必要がありました。
新たに追加されたAPIでは一度のリクエストで参照元DB、参照先DB、さらに参照先DBの情報を取得でき、よりデータが扱いやすくなりました。

追加されるエンドポイント

・参照先フィールドを含めたレコード一覧を取得(GET)/apps/{app}/dbs/{db}/records/join
・参照先フィールドを含めたレコードを取得(GET)/apps/{app}/dbs/{db}/records/{recordId}/join
※API1.1のみ対応しております。

詳細はAPIリファレンス参照先フィールドを含めたレコード取得APIをご参照ください。

仕様変更

【アプリ】

カスタムプログラムアクションの機能名称変更

アプリ管理のPHPモジュール提供に伴い、スケジュールトリガおよびDBトリガのカスタムプログラムアクションの機能名称を「PHP実行アクション」に変更いたします。

 

【サイト】

更新フォームブロックの参照フィールド機能拡張に伴う引用値表示パーツの認証レコード引用のデフォルトソース変更

引用値表示パーツの認証レコード引用や参照フィールドのキーフィールドが参照先レコードIDでデフォルト値(認証レコード引用)を設定すると、
従来のソースフォーマットで使用する参照先のレコードIDを表示する変数では、参照先レコードが公開範囲外の場合、nullで表示される挙動となっていましたが、

今後はレコード公開範囲に関わらず、参照先レコードのIDを表示するよう変更いたします。

2.27で更新フォームブロックの参照フィールドを提供するにあたり、更新フォーブロックの入力ステップで参照フィールドのキーフィールドが

参照先レコードIDでデフォルト値を認証レコード引用で設定した場合、レコード公開範囲外の参照先レコードが含まれると値が表示されず、

エンドユーザが参照フィールドの値を更新せずとも参照フィールドに対してnull更新することが想定される仕様となっていたため、

エンドユーザが参照フィールドを変更せずとも、参照先のレコード公開範囲外の参照先レコードIDを含めて更新できるように致します。


これに伴い、引用値表示パーツの認証レコード引用など従来の変数が含まれるデフォルトソースを変更いたします。

デフォルトソースの差分については以下を参照ください。

※2.26以前に設定されたソースについては、引き続き利用可能です。

 

デフォルトソース変更差分詳細

 

※各フィールドタイプの前後のdivタグなど、一部ソースは省略して記載しています。

※f0Xの箇所は適宜変更してください。

 

 

▼入力ステップ>引用値表示パーツ>認証レコード引用で参照フィールド(1レコード参照)からIDを選択した場合のソースコード

【変更前】

<div class="sp-form-data">
<span class="sp-form-embedded" th:text="${siteClient.record[field_id] != null} ? (${siteClient.record[field_id]['_id']} ?: '値なし')">12345</span>
</div>

【変更後】

<div class="sp-form-data">
<span class="sp-form-embedded" th:text="${siteClient.referenceRecord[field_id] != null} ? (${siteClient.referenceRecord[field_id]['_id']} ?: '値なし')">12345</span>
</div>

 

▼入力ステップ>引用値表示パーツ>認証レコード引用で参照フィールド(複数レコード参照)からIDを選択した場合のソースコード

【変更前】

<div class="sp-form-data">
<th:block th:each="referenceRecordValue, stat : ${siteClient.record[field_id]}">
<span class="sp-form-embedded" th:text="${referenceRecordValue['_id'] != null} ? ${referenceRecordValue['_id']} : '値なし'">12345</span>
</th:block>
</div>

【変更後】

<div class="sp-form-data" th:if="${siteClient.referenceRecord[field_id] != null}">
<th:block th:each="referenceRecordValue, stat : ${siteClient.referenceRecord[6]['_id']}">
<span class="sp-form-embedded" th:text="${referenceRecordValue}">12345</span>
</th:block>
</div>

 

 

レコードアイテムブロックのサイト内ページリンクのデフォルトソース変更

レコードアイテムブロックのソース設定において、レコードアイテムブロック作成時に生成される<div class="sp-record-item-container" th:if="${record != null}">タグ外にサイト内ページリンクのソースを設定した場合、レコードアイテムブロックを含むページURLのパラメータを変更すると500エラーが発生する場合がある不具合を解消するため、サイト内ページリンクのデフォルトソースを変更いたします。

 

今後は、レコードアイテムブロックを含むページのURLパラメータを変更、特定のレコードID情報を表示できない場合は、レコードアイテムブロックを配置する箇所に「データが見つかりません」という文言が表示されます。
※2.26以前に設定済みのレコードアイテムブロック内に従来のソースを利用している場合は、2.27以降に生成されるデフォルトソースに変更することで当該事象は解消されます。
デフォルトソースの差分については以下を参照ください。

 

デフォルトソース変更差分詳細

 

※各フィールドタイプの前後のdivタグなど、一部ソースは省略して記載しています。

※f0Xの箇所は適宜変更してください。

 

 

【変更前】

引用レコード:引用しない

<a th:href="|${pages['p0XXX']?.path ?: '/404'}|" th:text="${record['f_id']}">12345</a>

引用レコード:自DBレコード

<a th:href="|${pages[{p0XXX}]?.path ?: '/404'}?${record.linkParam}|" th:text="${record['f_id']}">12345</a>

引用レコード:参照先DBレコード

<a th:if="${record[${field_id}] != null}" th:href="|${pages[{p0XXX}]?.path ?: '/404'}?${record[${field_id}].linkParam}|" th:text="${record['f0XX']['f_id']}">12345</a>

 

【変更後】

引用レコード:引用しない

<a th:if="${record != null}" th:href="|${pages['p0XXX']?.path ?: '/404'}|" th:text="${record['f_id']}">12345</a>

引用レコード:自DBレコード

<a th:if="${record != null}" th:href="|${pages[{p0XXX}]?.path ?: '/404'}?${record.linkParam}|" th:text="${record['f_id']}">12345</a>

引用レコード:参照先DBレコード

<a th:if="${record != null} AND ${record[${field_id}] != null}" th:href="|${pages[{p0XXX}]?.path ?: '/404'}?${record[${field_id}].linkParam}|" th:text="${record['f0XX']['f_id']}">12345</a>

 

 

【ユーザ設定】

メールアクションエラー通知メール修正

スケジュールトリガ、フォーム、DBトリガのメールアクション失敗時に配信されるメールアクションエラー通知において、ユーザ起因の配信失敗(U系)が原因でエラー通知メールが配信された場合、メール文面上にメールアクションのステータスが「有効」から「停止中」に切り替わることを明示する文面に修正いたします。

また、スケジュールトリガ、フォーム、DBトリガのメールアクション失敗時に配信されるメールアクションエラー通知の件名において、メール件名の表記が統一されていないため、以下の件名に統一します。
件名:【SPIRAL ver.2】メールアクション設定 エラー通知(アカウント識別名)

【API】

アプリ作成、変更、取得のAPIレスポンス変更

PHP8.1提供に伴い、アプリを作成/変更/取得するAPIのレスポンスにパラメータ「defaultPhpVersion」を追加します。

また、アプリ変更のAPIをリクエストする際、「defaultPhpVersion」でPHPバージョンを指定することで、アプリごとのPHPバージョンを変更できるようになります。

不具合修正

アプリ管理

・DB設定において、以下の不具合を修正いたします。
  ・フォームブロックの自動登録に設定しているフィールドをDBから削除した場合、
   該当フォームの設定が更新できず、ページ上にアクセスするとエラーが表示されてしまう
  ・自動登録の値タイプにおいて、「引用(認証レコード値)」に設定しているフィールドをDBから削除した場合、
   自動登録が無効となる旨のエラーモーダルが表示されない、かつ自動登録の設定を更新する際に設定エラーが表示されない
  ・自動登録に設定しているセレクトフィールド/マルチセレクトフィールドのラベルをDBから削除できてしまう
 今後は、UIおよびAPI経由でDBのフィールドを削除する際、自動登録に設定したフィールドやセレクトフィールド/マルチセレクトフィールドのラベルについては、削除できないようにいたします。

・参照フィールドにおいて、2フィールド間ユニーク制約を設定している場合、参照フィールドの詳細設定の内容を変更できなくなる不具合を修正いたします。
・DBトリガのメールアクションにおいて、メール設定内のクリックログインに紐づくサイトのアクセス権限がない場合、クリックログインの差し替えキーワードが「@_unauthorized」になる不具合を修正いたします。

 

メール配信

メール配信設定において、クリックカウントURLのドメインをサイトドメインに指定した場合、正しく動作しない不具合を修正します。(2023/12/01追記)

 

サイト管理

・登録フォームブロックにおいて、確認ステップでreCAPTCHAを「タイプ:非表示」で設定している場合、確認ステップの「戻る」ボタンをクリックしても前のステップに戻らずレコードを登録してしまう不具合を修正いたします。
・登録フォームブロックの入力制限設定において、グループ化した日時フィールドの日時制限の設定を更新した際に保存できない場合がある不具合を修正いたします。

 

アカウント管理
利用状況において、ファイルを登録していたレコードに対してレコード削除を実行してもファイルストレージ利用量が減らない場合がある不具合を修正いたします。(2023/10/31追記)

 

その他
パスワードフィールドおよびユーザのパスワードについて、ある一定の文字数までしか登録されない場合がある不具合を修正します。(2023/11/17追記)