自動登録
機能概要
フォームブロックからレコード登録/更新する際、認証エリアに紐づく認証DB内のフィールドの値(認証レコード値)、URLパラメータで引き継ぎたい値(任意値)をフォームからDBへ自動登録させたり、予め指定した値(固定値)をDBへ自動登録するための機能です。
※ 本機能は、登録フォームブロック、更新フォームブロックのみ使用できます。
※ 入力ステップで既に使用しているフィールドを設定することはできません。
※ 入力必須フィールドを指定することも可能です。
※ フィールドタイプや設置認証エリアの有無によって、使用できる値タイプが異なります。詳細は値タイプの指定可能条件をご参照ください。
機能仕様
値タイプ
参照フィールド以外 | 参照フィールド | 使用可能ブロック | |
固定 |
フォームブロックから登録/更新した際、予め指定した値をDBへ自動登録することができます。詳しくは固定をご参照ください。 |
フォームブロックから登録/更新した際、予め指定した参照先レコードを参照フィールドに自動登録することができます。詳しくは参照フィールドの固定をご参照ください。 |
登録フォーム、更新フォーム |
引用(認証レコード値) |
認証エリアに設置しているフォームブロックから登録/更新した際、認証レコード値をDBへ自動登録することができます。詳しくは認証レコード値引用をご参照ください。 |
認証エリアに設置しているフォームブロックから登録/更新した際、認証レコード値を参照先レコードとして参照フィールドに自動登録することができます。 詳しくは参照フィールドの認証レコード値引用をご参照ください。 |
登録フォーム、更新フォーム |
引用(任意値) |
フォームブロックから登録した際、URL末尾に付与されたパラメータ値をDBへ自動登録することができます。詳しくは任意値(URLパラメータ値)引用をご参照ください。 |
ー | 登録フォーム |
引用(任意レコード値) | ー |
フォームブロックから登録した際、URL末尾に付与されたパラメータ値を参照先DB内の参照先レコードとして参照フィールドに自動登録することができます。詳しくは参照フィールドの引用(任意レコード値)をご参照ください。 |
登録フォーム |
引用(登録者情報) | フォームブロックから登録した際、登録者の使用するIPアドレスもしくはユーザーエージェントを自動登録することができます。詳しくは登録者情報引用をご参照ください。 |
ー |
登録フォーム |
値タイプの指定可能条件
設置認証エリアの有無 | フィールドタイプ | 使用できる値タイプ |
有り |
テキストエリア/セレクト/マルチセレクト/整数/数値/電話番号/日時/日付/月日/時刻 |
固定 引用(認証レコード値) 引用(登録者情報) ※1 |
テキスト/メールアドレス |
固定 引用(認証レコード値) 引用(任意値) 引用(登録者情報) ※1 |
|
参照フィールド |
固定 引用(認証レコード値) 引用(任意レコード値) |
|
無し |
テキストエリア/セレクト/マルチセレクト/整数/数値/電話番号/日時/日付/月日/時刻 |
固定 引用(登録者情報) ※1 |
テキスト/メールアドレス |
固定 引用(任意値) 引用(登録者情報) ※1 |
|
参照フィールド |
固定 引用(任意レコード値) |
※1 テキスト、テキストエリアのみ使用可能です。
※2 ファイル、パスワードを使用することはできません。
各機能詳細
固定
フォームブロックから登録/更新を行った際に、予め指定した値(固定値)をDBへ自動登録する設定ができます。
参照フィールドの固定
フォームブロックから登録/更新した際、予め指定した参照先レコードを参照フィールドに自動登録することができます。
※1 参照先DBのレコードを選択する必要があるため、参照先DBが含まれるアプリの利用権限が必要です。
権限付与の考え方や手順については、操作権限管理(アプリ利用、アプリ管理、サイト管理)、アプリの利用・管理権限、グループ管理をご確認ください。
※2 参照先レコードIDのみ予め指定可能です。
1レコード参照:1件の参照先レコードIDのみ指定。
複数レコード参照:最大20件の参照先レコードIDを指定。
※3 参照先DBのレコード公開範囲に関わらず、全ての参照先レコードIDを指定可能です。
引用値
引用値で使用できる方法として、認証レコード値引用、任意値引用、登録者情報引用の3種類があります。
認証レコード値引用
認証エリアに紐づく認証DB上のフィールドの値(認証レコード値)を引き継いで、該当フィールドにフォームブロックからDBへ自動登録することができます。
※ 認証エリアを設定していない登録フォームブロックでは使用できません。
参照フィールドの認証レコード値引用
認証エリアに設置しているフォームブロックから登録/更新した際、認証レコード値を参照先レコードとして参照フィールドに自動登録する「引用(認証レコード値)」を設定できます。
※1 設置認証エリアを指定する登録フォーム、かつ、参照フィールドの参照先DBと設置認証エリアで指定する認証エリアの認証DBが一致する場合のみ指定可能です。
更新フォームの場合も同様に、参照フィールドの参照先DBと設置認証エリアで指定する認証エリアの認証DBが一致する場合のみ指定可能です。
※2 1レコード参照、複数レコード参照の参照フィールドのどちらでも指定可能ですが、複数レコード参照の場合は認証レコード1件分のみ自動登録されます。
※3 参照先DBのレコード公開範囲に関わらず、全ての参照先レコードIDを指定可能です。
任意値(URLパラメータ値)引用
フォームブロックを配置するページURL末尾に指定したパラメータ値を引き継いで、
該当フィールドにフォームからDBへ自動登録する「引用(任意値)」を設定できます。
※ URLパラメータとは、サーバに情報を送るためにURLに付け加える情報です。ページURL末尾に「?」を付与、?以降にパラメータを記入します。
また、1つのURL内に「?」を2つ以上使用できないため、複数のパラメータを付与する場合は「&」でつなぎます。
例:https://XXXX.com/YYYY.html?key01=aaa&key02=bbb
※ フォームからDBへパラメータの値を格納するフィールドのフィールドタイプは、テキストフィールド、またはメールアドレスフィールドのみ指定できます。
※ 指定するパラメータキーでは以下の制限を設けています。
1) 英数字以外の文字は指定不可。
2) サービスで使用しているキー情報は使用不可。
・レコードアイテムブロックで使われている record
・クリックログインで使われている cl
・パスワード再登録フォームブロックで使われている rp
・認証APIで使われている tid
※ フォームブロック(ソース設定)でThymeleafにコードを記述することでパラメータ値を引用して登録する方法もあります。
詳細はフォームブロックへのパラメータ設定をご参照ください。
参照フィールドの任意レコード値引用
フォームブロックから登録した際、URL末尾に付与されたパラメータ値を参照先DB内の参照先レコードとして参照フィールドに自動登録する「引用(任意レコード値)」が設定できます。
例えば、フォームブロックから登録した際、レコードアイテムブロックを設置するページURL末尾に付与されたレコード情報を参照先DB内の参照先レコードとして参照フィールドに値を格納することができます。
※1 参照先レコードIDのみ指定可能です。
※2 1レコード参照、複数レコード参照の参照フィールドのどちらでも指定可能ですが、複数レコード参照の場合はレコード1件分のみ自動登録されます。
※3 参照フィールドを設定する際、事前に参照先DBのレコード公開範囲を設定する必要があります。
・設置認証エリアを指定していないフォームブロックの自動登録を設定する場合:参照先DBのレコード公開範囲が設定している。(設定内容は任意)
・設置認証エリアを指定しているフォームブロックの自動登録を設定する場合:参照先DBのレコード公開範囲が一般公開または設置認証エリアで指定した認証エリアと同じ認証エリアのレコード公開範囲を設定している。
※4 参照先DBのレコード公開範囲が非公開の場合、フォーム登録時にエラーとなります。
※5 引用(任意レコード値)を設定しているフォームブロックがある場合、参照先DBのレコード公開範囲は除外できません。
登録者情報引用
フォームブロックから登録した際、登録者の使用するIPアドレスやユーザエージェントの情報を該当フィールドに自動登録することができます。
※登録フォームブロックのみ使用可能です。
※テキストフィールドは、IPアドレスのみ自動登録できます。
※テキストエリアフィールドは、取得する値の形式をIPアドレスもしくはユーザエージェントのいずれかを指定することで、指定した値の形式で自動登録されます。
※自動取得できるIPアドレスはグローバルIPアドレスのみです。
※ユーザエージェントで取得可能な値は1024文字です。それ以降の値は切り捨てて登録されます。
注意事項
自動登録を設定しているフィールドは、操作画面、または、APIから対象フィールドを削除することができません。
対象のフィールドを削除したい場合には、自動登録の設定を解除した上で削除してください。
例)
・認証レコード値(引用)を設定している場合、引用元DBから引用元となるフィールドは削除できません。
・自動登録で参照フィールドの参照先レコードを指定している場合、自動登録を設定した参照フィールドは削除できません。
・自動登録の固定値にセレクトフィールド、マルチセレクトフィールドのラベルを指定している場合、対象フィールドのラベルは削除できません。
対象のフィールドを削除したい場合には、自動登録の設定を解除した上で削除してください。